ダイエットには腸内フローラを改善して痩せ菌を増やすことが必要なわけ
当ブログではスーパーフードやスムージーによるプチ断食ダイエット・糖質制限によって気持ちよくやせるための方法について、自然に20キロやせた経験(82kg⇒62kg)をもとに書いています。
今回はダイエットには腸内フローラを改善して痩せ菌を増やすことが必要なわけについて述べていこうと思います。
気持ちよくダイエットを成功させるためには、糖質制限やプチ断食に加えて、腸内環境や腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善することが必要不可欠であるように思われます。
なぜなら、痩せやすい体質や、太りやすい体質というのは、腸に生息する様々な腸内細菌が深く関係しているからです。
例えば、肥満の人は「フィルミクテス門」の腸内細菌が多く、痩せている人は、「バクテロイデス門」の腸内細菌が多いといわれています。
女性誌のダイエット特集などでは、前者はデブ菌、後者はヤセ菌と呼ばれていたりしますが、同じ食事を摂ったとしても、デブ菌が多いと、食べ物の余分なエネルギーが再吸収されるに対し、ヤセ菌が多いと余分なエネルギーはスルーされるのです。
キセイチュウ博士の藤田紘一郎氏は、「長い間、私たちの常識ではカロリー神話が中心で、体重の増減は摂取カロリーで決まると考えられてきました。しかし、腸内細菌の働きが明らかになるにつれて、摂取カロリーだけでダイエットの成否が決まるわけではないことがわかってきました」と述べています(参考『腸内細菌が家出する日』)。
また、藤田氏によれば、人工甘味料や食品添加物、抗生物質を体内に取り入れることによって腸内細菌叢が変化することも、肥満の発症と関係していることが、海外の大学の研究で判明したそうです。
そのため、ダイエットによって痩せたいと思うならば、カロリーにだけこだわるのではなく、腸に着目し、腸内細菌のバランスを整えることが重要なのです。
ヤセ菌を増やすには食物繊維が大切
では、どのようにしてヤセ菌と呼ばれる腸内細菌を増やしていけば良いのでしょうか?
最も簡単な方法は、腸内細菌のエサである食物繊維を普段から多く摂るようにすることです。
食物繊維をたくさん摂るようにすると、腸内フローラを構成する腸内細菌のうち、ヤセ菌である「バクテロイデス門」の腸内細菌が優勢になるため、太りにくい体質が作られやすくなると言われています。
また食物繊維が豊富な食品を多く食べることによって、バクテロイデス門などの腸内細菌が発酵を起こすと、「短鎖脂肪酸」と呼ばれる脂肪酸が作り出されるようになります。
この短鎖脂肪酸には余計なエネルギーが肥満細胞に蓄積するのを防ぐ働きや免疫力を高めて病気を予防する効果があるとされています。
先ほどの藤田紘一郎氏も「どうも「やせ菌」というのは1種類に特定できるものではなく、食物繊維を消化して短鎖脂肪酸をつくっている菌が「やせ菌」となっているように思われます」と述べています。
短鎖脂肪酸を作るには、野菜などから食物繊維をたくさん摂って、痩せ菌を増やすことが大切
食物繊維は糖質制限ダイエットにも効果的
また食物繊維を多く摂るようにすることは、糖質制限ダイエットにも効果的です。なぜならご飯やパンなどを食べる前に、食物繊維が多く含まれた野菜や海藻類などを食べるようにすると、糖質の吸収がゆるやかになり、血糖値が上がりにくくなるからです。
そのため、食物繊維を毎日たくさん摂るようにすることは、腸内細菌のバランスを整えて痩せ菌を増やすだけではなく、糖質制限にも役立つのです。
ちなみに食物繊維は水に溶けやすい水溶性のものと、水に溶けにくい不溶性のものがありますが、腸内細菌のエサになることで短鎖脂肪酸が作られやすいのは、水溶性の食物繊維だとされています。
しかし不溶性の食物繊維も、腸内をキレイにしたり、便通を促したりする働きがあり、デトックスに役立つので、水溶性だけにこだわらず、どちらもバランスよく摂っていくことが大切です。
もしスーパーフードから食物繊維を摂りたいという方は、モリンガ、タイガーナッツ、アムラ、ノニ、チアシード、カカオ、アサイー、キヌア、アマランサス、ルクマなどが食物繊維が豊富に含まれています。
また、水溶性の食物繊維を多めに摂りたい方は、難消化性デキストリンが含まれたダイエットファイバーやストロングファイバーがオススメです。
ファスティング(断食)によるオートファジーがアンチエイジングにおすすめなわけ
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今回は「ファスティング(断食)によるオートファジーがアンチエイジングにおすすめなわけ」についてです。
ファスティング(断食)を普段の生活に採り入れることは、ダイエットやデトックスに効果的なのですが、それに加えて「アンチエイジング」にもオススメなのです。
その理由のひとつに、「オートファジー(自食作用)」が活性化することが挙げられます。
オートファジーというと、東京工業大の大隅良典栄誉教授がオートファジーの研究でノーベル医学生理学賞を受賞したことがまだ記憶に新しいですが、そのオートファジーには、不要になったたんぱく質などを細胞自身がリサイクルし、新しいたんぱく質を作る材料にしたり、細胞内をきれいに保ったりする役割があるといわれています。
分かりやすくいえば、オートファジーとは細胞の一種の浄化システムなのです。
そして、なぜファスティング(断食)を行うと、オートファジーが活性化するのかといえば、飢餓に備えることで長寿遺伝子とも呼ばれる「サーチュイン遺伝子」がオンになることと、関係があるそうなのです。
普段食べてばかりいると、サーチュイン遺伝子はオフになったままですので、どんどん細胞内に不要物が溜まっていってしまいます。しかしファスティングによって意図的に飢餓状態をつくることで、サーチュイン遺伝子がオンになれば、オートファジーが活性化し、細胞がきれいになるので、アンチエイジング効果とデトックス効果が得られるのです。
ファスティングをおこなうことで、浄化システムのオートファジーが活性化することがわかっています。
すると、これまで再利用しきれていなかったタンパク質や古いミトコンドリアなど、細胞内の不要物を大掃除することになります。大掃除の後は、新しく生まれ変わった細胞で身体は満たされるようになります。ですから、細胞レベルで若返り、健康な身体を取り戻すことができる、とうわけです。(田中裕規『究極の断食力』p83)
飢餓の状況では、エネルギーを成長や生殖に使う余裕はありません。その代わりに、賢い人体は貯蔵された貴重なエネルギーを体内の修復に使い、もう一度食料が豊富なときが来るまで、体を省エネ状態にして耐えようとします。(略)人体はアクセルから足を外し、細胞にとってのガレージのようなものに戻っていくのです。そこで、遺伝子の整備士が指令を受け、それまで後回しにしてきた緊急メンテナンスを開始するわけです。
例えば、カロリー制限によってもたらされる作用のひとつに、オートファジーというものがあります。オートファジーとは、「自分を食べる」という意味の言葉で、老いて古びた細胞を体が自分で壊し、再生するというプロセスです。まさに車の場合と同じく、いつでもよく動ける状態にしておきたいのだったら、古くて傷んだ部品を取り除き、新しくしておくのは需要なことです。(マイケルモズリー、ミミ・スペンサー『週2日ゆる断食ダイエット』荻野哲矢 訳 p43~44)
このようにオートファジーによって細胞がきれいになって新しく生まれ変わることは、細胞の老化を遅らせ、若々しくいるためのアンチエイジングにつながっていくと考えられます。
そしてそのオートファジーを活性化させるのが「ファスティング(断食)」だというのですから、若々しさを保ちながらより健康的な毎日を過ごすために、出来る範囲でも構わないので「ファスティング(断食)」を時々行うことは、非常に大切なのです。
スーパーフードで断食(ファスティング)はデトックスにも効果的
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今回はスーパーフードで断食(ファスティング)を行うことはデトックスにも効果的である理由についてです。
断食(ファスティング)を時々行うようにすることは、体内に溜まった老廃物や毒素を体外に排出する「デトックス(毒出し)」に高い効果を発揮するといわれています。
現代人は食品添加物や化学物質、有害ミネラルなどが知らない間に体内に溜まっている可能性があるため、たまに毒出しを行なってからだのなかをキレイにする必要があります。
特にからだのなかで最も老廃物が溜まりやすい場所は、「腸」です。
食べ物などから有害物質が体内に入ると、腸内細菌のバランスが乱れて、老廃物が体内に溜まってしまいます。そして、腐敗によって発生した毒素が血液に入りこみ、全身にまわってしまうと、アレルギーや肌荒れ、アトピー性皮膚炎など、様々な症状が現れてきてしまいます。
腸は食べ物から栄養素を吸収するための大事な場所ですが、その分、毎日、たくさんの量の食べ物が口から胃を通って入りこんでくるので、汚れやすいのです。栄養を吸収するのは主に小腸で、小腸で吸収しきれなかった栄養や水分は大腸で吸収されます。
また大腸は排泄のためにあると思われがちですが、大腸には小腸よりも腸内細菌が多く生息しており、栄養の吸収や免疫などにも深く関わっています。もし腸内に老廃物が溜まり続けてしまうと、悪玉菌が増殖し、健康や美容などに悪い影響を与えてしまいます。
そのため、時々デトックスを行なって、老廃物を体外に排出することが必要になってくるのです。そしてそのデトックスのために最適な方法が断食(ファスティング)なのです。
プロフェッショナルファスティングマイスターの田中裕規氏も『3日で人生が変わる 究極の断食力』のなかでデトックスについて、「肝心なのは「必要以上の毒を溜め込まない」ということ」、「「入れたら、出す」がスムーズにおこなわれていれば、問題は起こらない」と述べています。
また、「どうしてもインプットするボリュームのほうが、アウトプットするよりも大きくなりがち」な現代人の食生活では、「「食」を「断つ」ファスティングで、溜め込みがちな毒素や老廃物をしっかり体外へ排泄する、という行為が必要になるのです」としています。
プチ断食でもデトックス効果あり
このように現代の食生活においては、時々断食(ファスティング)を行うことで体内をきれいにすることが必要になってくると考えられるのですが、最初からまる一日や二日を断食して過ごすということに高いハードルを感じてしまうという方も多いと思います。
そういう方にオススメなのは、1日に1食だけを抜いたり、食べない時間を続けている間、間食として酵素ドリンクや野菜ジュースを飲んだりすることはOKにする「プチ断食」「ゆる断食」を行なってみることです。
たとえば、マイケルモズリー氏は『週2日ゆる断食ダイエット』のなかで、週に2日、連続させずに断食する日を決め、「1日500または600キロカロリーで食事の間隔をなるべく空ける」という断食ダイエットの方法を提案しています。
この「週2日ゆる断食ダイエット」は面倒なルールはほとんどなく、自由度が高いですし、長く続けられるという特長があります(詳しくは以下の記事をごらんください)。
栄養価が高いスーパーフードをデトックスに利用してみる
また、前回の記事にも書いたのですが、ゆる断食・プチ断食の間に、栄養豊富なスーパーフードを利用することも、デトックスのために効果的です。
スーパーフードの利用の仕方としては、例えば以下が挙げられます。
- 断食中、空腹がどうしても我慢できなくなったら、間食にスーパーフードを食べる。
- 3食のうち、1食だけはスーパーフードを加えたスムージーやヨーグルト、サラダなどにする。
- 1日3食のすべてを、砂糖や食品添加物が加えられていないスムージーや野菜・フルーツジュースにスーパーフードを加えたものにする。
ちなみに先程取り上げた『3日で人生が変わる 究極の断食力』のなかで、著者の田中氏もスーパーフードに着目し、以下のように述べています。
スーパーフードとは、一般的な食べ物よりビタミンやミネラル、アミノ酸といった栄養素を多く含む植物由来の食品のこと。
(略)
スーパーフードでつくる、ミキサーしたジュース「スムージー」や低速ジューサーでしぼったジュース「コールドプレス」により、ヘルシーな身体をつくることがブームを越えて、定番になりつつあるようです。
「ジュースクレンズ」という、ジュースでクレンズ(洗浄)するデトックス法は、日本でも話題になったこともあり、試した人もいるかもしれません。
デトックス力が高い栄養素を含むスーパーフードやオーガニック野菜、フルーツなどをコールドプレスジュースにして、食事の代わりにこれだけを1日3回飲んで過ごすのがジュースクレンズです。
要は、スーパーフードのデトックス作用で体内を浄化するイメージです。(田中裕規『究極の断食力』p64~65)
以上、ここまでスーパーフードで断食(ファスティング)を行うことはデトックスにも効果的である理由について述べてきました。
ぜひ栄養価が高いうえにデトックス力も強いスーパーフードを、ファスティングとデトックスのためにも採り入れることで、健康で気持ちの良い毎日を送ってみてください。
スーパーフードが断食(ファスティング)におすすめなわけ
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今回は「スーパーフードが断食(ファスティング)におすすめなわけ」についてです。
スーパーフードは栄養価が高く、栄養バランスも優れているため、日頃の食生活に採り入れることはダイエットにおすすめです。
また、スーパーフードはダイエットのために食べるだけではなく、断食(ファスティング)に組み込むこともできます。
断食の日に何かを口にするのはルール違反だと思う方もいるかもしれませんが、実際に断食(ファスティング)を始めてみると、お腹が空いてどうしても何か口にしたいと思うことがあります。
そういう空腹時に何を口にするか、ということは非常に重要であるわけですが、お腹が空いた時に食べるものとして最適なのが栄養豊富なスーパーフードなのです。
例えば、マイケルモズリー氏とミミ・スペンサー氏による『週2日ゆる断食ダイエット』のなかで、断食日にはスーパーフードを取り入れたほうが良いかという質問に対して、著者は以下のように答えています。
「スーパーフード」という言葉は、科学的な概念というよりもマーケティング戦略の一環としての意味合い大きく、医療栄養士はこの言葉を使いたがりません。それでも、中には健康に効果的な栄養やフィトケミカルが特に豊富な食品があることを示唆する証拠があるのは確かです。それが好きな食品だったら、断食日でも普通の日でも食べてください。そうした健康にいい食品は、害にならず、味もいいですし、多くは新鮮なまま食べられ、カロリーも低いです――つまり断食日の食品としては理想的なのです。(マイケルモズリー、ミミ・スペンサー『週2日ゆる断食ダイエット』荻野哲矢 訳 p154~155)
スーパーフードを断食(ファスティング)に利用する方法
このように栄養豊富なスーパーフードは「断食日の食品としては理想的」だといえるのですが、スーパーフードの断食日(プチ・ゆる断食も含む)の利用の仕方としては、
- 断食中、空腹がどうしても我慢できなくなったら、間食にスーパーフードを食べる。
- 3食のうち、1食だけはスーパーフードを加えたスムージーやヨーグルト、サラダなどにする。
- 1日3食のすべてを、砂糖や食品添加物が加えられていないスムージーや野菜・フルーツジュースにスーパーフードを加えたものにする。
などが挙げられます。
このように断食(ファスティング)のあいだの間食にスーパーフードを食べたり、スーパーフードを加えたスムージーやヨーグルトだけで1日を過ごしたりすることは、ダイエットにつながっていきますし、また、体内の毒素や老廃物を体外に排出するデトックスにも効果的です。
そのため、チアシードやキヌア、モリンガ、アムラ、ノニ、サジー、クコ、アサイー、カカオ、ココナッツ、マキベリー、スピルリナ、ユーグレナ、ヘンプシード、フラックスシードといったスーパーフードを食生活に採り入れることは、ファスティングやプチ断食にオススメなのです。
また、断食を始めたいけれど、栄養不足が不安だという方も、ビタミンやミネラル、アミノ酸や食物繊維、ポリフェノールなどが豊富に含まれているスーパーフードをぜひ利用してみてください。
断食(ファスティング)がダイエットにおすすめなわけ
当ブログではスーパーフードやスムージーによるプチ断食ダイエット・糖質制限によって気持ちよくやせるための方法について、自然に20キロやせた経験(82kg⇒62kg)をもとに書いています。
今回は「断食(ファスティング)がダイエットにおすすめなわけ」についてです。
前回は『週2日ゆる断食ダイエット』(マイケルモズリー、ミミ・スペンサー 著)という本を紹介しながら、気持ちよくダイエットするために、プチ断食・ゆる断食を日頃の生活に採り入れてみることをオススメしましたが、そもそも断食(ファスティング)がなぜダイエットに効果を発揮するのでしょうか?
このことについて、たとえばプロフェッショナルファスティングマイスターの田中裕規氏は『3日で人生が変わる 究極の断食力』のなかで、ファスティング中には、脂肪を燃焼させる物質であるケトン体が通常の100倍以上も分泌されるとしています。
また、ファスティング(断食)について以下のように述べています。
(略)ファスティングには、体内に溜まった老廃物や毒素の排泄を高めるデトックス効果があると言われています。その結果、自然治癒力が高まり、あらゆる病気や体の不調が改善されるという効果が期待できるようになります。
医者いらずの「サビつかない体」が手に入り、ダイエットのサポートにもなるファスティングは、誰でも簡単にできる究極の健康法なのです。(田中裕規『究極の断食力』p43)
さらに、有名人やセレブの間でファスティングが流行るのは、「ファスティングによる「身体の調子がよくなる」「ダイエット効果がある」「美容にいい」というメリットを自分の身体で実感することができるだけでなく、それまで抱えていたさまざまな悩みや症状が改善される手応えを、ダイレクトに感じることができるからです」としています。
要するに、断食・ファスティングを毎日の生活習慣に採り入れると、自然と痩せやすいカラダに気持ちよく変化していくのです。
また、断食はダイエット効果だけではなく、体内や腸内に溜まった毒素や老廃物を体外に排出するデトックス効果も強いため、断食をうまく行なえば、からだもこころもスッキリしますし、体調も良くなりますので、健康維持のためにも効果的なのです。
しかしそうはいっても、今まで自分が続けてきた食生活や食事の頻度などを断食によって変えてしまうことには、不安が伴うかもしれません。
試しにまずは「プチ断食」
もし断食(ファスティング)することに不安を感じてしまう方は、いきなり断食を1~3日行うのではなく、試しにまずは「プチ断食」や「ゆる断食」を始めてみることをオススメします。
プチ断食・ゆる断食は、例えば、
- 1日に3回食事をしていたら、まずは一食だけ抜いてみることで「食べない時間」を作ってみる。
- 断食(ファスティング)の間、どうしてもお腹が空いてしまったら、スムージーや酵素ドリンク、サラダやスーパーフードなど、砂糖や食品添加物などが入っておらず、ビタミンやミネラル、タンパク質などの栄養価が高いものを飲んだり食べたりする。
- 何も予定がない日や日曜日など、自分が比較的行ないやすいと思う日に実行する。
といったことを試してみると、始めてみるのはそんなに難しくないと思います。
断食(ファスティング)は「したい」と思うことが大切
しかしプチ断食であれゆる断食であれ、断食は基本的に自分の身体と相談しながら行うのが原則です。
生活リズムや食べ物に対する嗜好などは人それぞれですので、何を食べ、何を食べないか、そしていつ、どのくらいのあいだ断食を行なうのかは、自分の身体や生活習慣と相談するのが一番なのです。なぜなら自分のからだのことは、自分にしか分からないからです。
ちなみに、この記事の内容は断食(ファスティング)を無理に始めることを強制しているわけではありません。
断食はダイエットと同じで、「~しなければならない(have to)」と思うと苦しいのですが、「~したい(want to)」と思いながら実行するとうまくいきやすいのです。
そのため、もし断食(ファスティング)に関心がある方は、ダイエットや健康のために「断食したい」と強く心で思いながら、とりあえず試しに始めてみることをオススメします。そしてその効果を自分自身で〝ダイレクトに〟実感してみてください。
プチ・ゆる断食(ファスティング)がダイエットに効果的なわけ
当ブログではスーパーフードやスムージーによるプチ断食ダイエット・糖質制限によって気持ちよくやせるための方法について、自然に20キロやせた経験(82kg⇒62kg)をもとに書いています。
今回は「プチ・ゆる断食がダイエットに効果的なわけ」についてです。
日頃の生活に「断食(ファスティング)」を採り入れることは、ダイエットに効果的ですし、また、健康維持やアンチエイジングにも威力を発揮します。さらにデトックス(毒出し)のためにも断食(ファスティング)は有効です。
このように「断食(ファスティング)」を時々行うことは、ダイエットに効果的なだけではなく、身体と心、健康のためにもいいことだらけなのですが、普段きっちり3食摂っていたり、身の回りに食べ物が置いてあると、つい手を伸ばしたりしてしまうという方にとっては、なかなか始めづらいようです。
そのため「断食」が身体に良いということは知っているけれど、つい「断食」という言葉を敬遠してしまうという方も多いと思います。
しかし、そのことを踏まえた上で、それでもあえて「断食(ファスティング)」を健康とダイエットの実現のために採り入れるために、当ブログでは「プチ断食」「ゆる断食」をオススメしたいと思います。
ゆる断食ダイエットを生活に採り入れてみる
「プチ断食」「ゆる断食」を実行するうえで参考になるのは『週2日ゆる断食ダイエット』(マイケルモズリー、ミミ・スペンサー 著)です。
「週2日ゆる断食ダイエット」の方法とは、週に2日、連続させずに断食する日を決め、「1日500または600キロカロリーで食事の間隔をなるべく空ける」というもので、面倒なルールはほとんどありません。
ちなみにこの『週2日ゆる断食ダイエット』の著者のひとりであり、実際にダイエットに成功したミミ・スペンサー氏は、「週2日ゆる断食ダイエット」は、既存のダイエット法とは根本から違うと述べています。
そして、この「週2日ゆる断食ダイエット」の特徴としては、
- 何を食べるかではなく「いつ食べるか」が重要
- 複雑な決まりがない
- 毎日カロリー制限に苦しむ必要がない
- 断食していない日は好きなものを食べることができる
- 長期的な健康も手に入れられる
などが挙げられます。
このように「週2日ゆる断食ダイエット」は自由度が高いのです。
しかし実際に断食を行うとしても、会食やパーティーがあるためになかなか断食を実行できないという問題が生じてくるかもしれません。
ところが、「週2日ゆる断食ダイエット」では、週に2日、間隔を空けて行うため、会食やパーティーでどうしても何か食べ物を口にしなければならない日があったとしたら、その日は意図的に避け、都合の良い日を断食する日に選べばよいのです。
断食は自分の身体と相談しながら行う
ところで、断食はいつ行うか、断食の直後やどうしてもお腹が減った時には何を食べるか、という選択が非常に重要になってきますが、いつ行うか、何を食べるか、といったことは、人それぞれ食べ物の好みや生活リズムが違うため、基本的には自分で決めるものだと思っていただいたほうが良いと思います。
たとえば、断食(ファスティング)について書かれている本の内容の通りに実行したとしても、実際に体調が良くなる方もいれば、その方法が合わずに体調を崩してしまう人もいるのです。
もちろん断食の直後に堰を切ったように食べたいものを食べ過ぎるのは避けたほうがいいですし、断食中にどうしても空腹に耐えきれず、甘いお菓子やスイーツを食べてしまっては、せっかくの断食の効果が薄れてしまいます。
また、日中に仕事で身体を動かすのに、朝食と昼食を抜いて夕食はたらふく食べるよりは、朝食はきちんと摂って昼食だけは抜く、もしくは朝食と昼食はしっかり摂って夕食だけを抜くといったほうが実行しやすいと思います。
そのため、ある程度、断食する際はこうした方が良いというのはありますが、このあたりのことは、自分がどう感じるかがより大切になってきます。
断食はルールに縛られるよりも、自分の身体や体調と相談しながら行ったほうが長続きしやすいのです。
あなたの体は私の体ではありません。そして私の体はあなたの体ではありません。ですから、自分の週2日ゆる断食ダイエットプランは、日々の過ごし方、家族、やるべき仕事、好みといった自分の現在の姿を考えたうえで、その必要性に応じて自分で立てた方がいいでしょう。(マイケルモズリー、ミミ・スペンサー『週2日ゆる断食ダイエット』荻野哲矢 訳 p122)
ただ、基本的なこと――週2日は1日500または600キロカロリーで食事の間隔をなるべく空ける――を守ってさえいれば、この断食のさまざまな恩恵を得られるのです。やがてはカロリー計算する手間も減ってくるでしょう。そして、断食日を自分のものにし、どのやり方が自分に合っているかわかるでしょう。(マイケルモズリー、ミミ・スペンサー『週2日ゆる断食ダイエット』荻野哲矢 訳 p123)
以上、プチ・ゆる断食(ファスティング)がダイエットに効果的なわけについて述べてきましたが、気持ちよく自然にダイエットを成功させるために、まずはぜひ、週に2日程度、出来る範囲で構わないので、「食べない時間」を自分なりに作ってみてください。
スーパーフードが糖質制限ダイエットにおすすめなわけ
当ブログではスーパーフードやスムージーによるプチ断食ダイエット・糖質制限によって気持ちよくやせるための方法について、自然に20キロやせた経験(82kg⇒62kg)をもとに書いています。
今回はスーパーフードが糖質制限ダイエットにおすすめなわけについてです。
糖質制限ダイエットを行なっている間に、スーパーフードから栄養素を補給することは、からだとこころの健康にとって効果的です。
近年、糖質制限ダイエットブームが起こりましたが、「糖質制限ダイエット」について書かれた本や雑誌、糖質制限を特集したテレビ番組などは、糖質が多く含まれた食品を、低糖質の食品に替えることで、いかに糖質を減らしていくか、ということばかりに注目しており、肝心の栄養素のことについては、詳しく触れていないものが多いという印象です。
ですが、毎日の食生活のなかで、糖質を減らすことがダイエットに効果的だとしても、他のアミノ酸やビタミン、ミネラル、食物繊維、必須脂肪酸といった栄養素は、どれも健康維持やからだじゅうの細胞をイキイキとさせるために必要不可欠ですので、しっかりと摂らなければならないのです。
ところが、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで販売されている加工食品には、大切な栄養素がそれほど含まれていないことに加え、砂糖や植物油脂、食品添加物など、からだにとって良い働きをしない余計なものが多く含まれているため、毎日の食事を加工食品に頼り、ただ糖質制限ダイエットを行なってしまうと、体調が悪くなっていってしまう可能性が考えられます。
しかし様々なスーパーフードの中から自分が気に入ったいくつかの食材を、毎日の食生活に加えるだけで、(普段の偏った食生活で慢性的な栄養不足に陥っていれば陥っているほど)栄養素の問題は劇的に解消されるのです。
リビングフードのカリスマ、デイヴィッド・ウォルフ氏は「スーパーフード」について「スーパーフードは食品と薬の両方の要素を兼ね備えています。濃縮された強力な栄養価を持ち、私達が普段食べている食品よりもはるかに価値があります」と述べていますが、そのスーパーフードの多くは、粉末状の商品として販売されているので、飲み物やスムージ、ヨーグルトなどに混ぜるだけで、手軽に食生活に採り入れることができます。
スーパーフードを糖質制限ダイエットに効果的に利用するには?
またスーパーフードを糖質制限ダイエットのために効果的に利用する方法としては、以下の三つが考えられます。
- 普段の食事に加えることで、不足しがちな栄養を補う
- 糖質が多い食品を減らす代わりに、スーパーフードを摂る
- おなかが減った時の間食に利用する
スーパーフードには、チアシード、キヌア、モリンガ、アムラ、ノニ、マカ、クコ、アサイー、カカオ、ココナッツ、マキベリー、生ハチミツ、スピルリナ、ユーグレナ、ヘンプシードなど、様々なものがありますので、ぜひお気に入りを見つけて、糖質制限ダイエットを気持ち良く成功させるために、毎日の食生活に採り入れてみてください。