ビーポーレン(花粉荷)がダイエットとアンチエイジングにおすすめなスーパーフードなわけ
当ブログではスーパーフードやスムージーによるプチ断食ダイエット・糖質制限によって気持ちよくやせるための方法について、自然に20キロやせた経験(82kg⇒62kg)をもとに書いています。
今回はビーポーレン(花粉荷)がダイエットとアンチエイジングにおすすめなスーパーフードである理由について述べていきたいと思います。
ビーポーレン(ビーポレンとも)は、あまり聞き慣れないかもしれませんが、蜂花粉・花粉荷のことで、ミツバチが数百万個集めた花粉の粒を、酵素で固めて団子状にしたもののことをいいます。
そして、このビーポーレンには、「パーフェクトフード」といわれるほど、様々な栄養素が含まれていることが知られており、特に女性の間でもスーパーフードのうちのひとつとして話題になっています。
また、ビーポーレンは花粉症をはじめとしたアレルギー症状によく効くといわれています。
ビーポーレン(花粉荷)
ではビーポーレンのどのあたりが「スーパーフード」なのかといえば、まずビーポーレンには、22種類の必須アミノ酸が全て含まれている点が挙げられます。
私たちの体の内臓や筋肉、皮膚、爪、髪などはどれも、主にアミノ酸によって構成されているため、からだの健康を維持するには、タンパク質からアミノ酸をきちんと摂っていかなければなりません。
しかしアミノ酸は吸収率の問題があり、肉や魚からタンパク質を摂ったとしても、全てがアミノ酸に分解されて体内に吸収されるわけではありません。
そのため、タンパク質からアミノ酸を効率よく吸収するには、ゴジベリーやスピルリナなどのスーパーフードが最適なのですが、ビーポーレンも手軽にアミノ酸を補える完璧なタンパク質源としてオススメなのです。
またビーポーレンには、ビタミンAやビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンEなど、18種類のビタミンや、14種類の脂肪酸、ルチンなどのポリフェノールも含まれていると言われています。
さらにカルシウム、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、カリウム、リン、ヨウ素、セレン、ナトリウムや亜鉛などのミネラル類が、ビーポーレンには含まれています。
このようにビーポーレンには、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、脂肪酸、ポリフェノールなど、全部合わせると90種類以上の栄養素が含まれているとされています。
ビーポーレンのアンチエイジング効果
そして、ビーポーレンは、細胞の老化を防ぐ「抗酸化作用」が強いため、アンチエイジングや長寿の実現に効果的だと言われています。
ちなみに抗酸化作用とは、活性酸素の働きを消去する作用のことです。
活性酸素はストレスや激しい運動、紫外線などによって生じてきますが、増えすぎると健康な細胞のDNAを攻撃することで、老化を促してしまいます。
そのことが肌のシミやシワを作ったり、病気を引き起こしたりするのですが、ビーポーレンはその活性酸素を抑える抗酸化作用が強いため、からだの老化を防いでくれると考えられるのです。
また、ビーポーレンにはビタミンB群が多く含まれていますが、ビタミンB群はニキビや吹き出物を防いで皮膚の健康を保ったり、肌荒れを防いだりする働きがあるため、お肌の老化を防ぐアンチエイジングに役立ちます。
ビーポーレン(花粉荷)のダイエット効果
それに加えて、ビーポーレンにはジアスターゼや、ホスファテーゼ、トランスフェラーゼといった酵素が含まれ、さらに、カタラーゼ、アミラーゼ、ペクターゼといった、食べ物の消化を助ける酵素も多く含まれているとされています。
『スーパーフード』(医道の日本社)の著者、デイヴィッド・ウォルフ氏は、このビーポーレンについて、「その酵素特性によってビーポーレンを130mg摂取するだけで、約1.36kgの食べ物の消化が助けられます。実験によると、ビーポーレンを食べている人は1日の食事の摂取量が15~20%減少します」と述べています。
そのため、食べ物の消化を助けるビーポーレンを毎日の食生活に採り入れることは、ダイエットに効果的だと思われます。
もちろん、ビーポーレンを食べるだけで、体重が自然に減っていくことは考えにくいですが、「少食を心がけることが大事なのは分かっているけれど、ついつい甘い物などを余計に食べ過ぎてしまう」という方には、消化を助けてくれる酵素が多く含まれたビーポーレンはおすすめです。
ちなみにビーポーレン(花粉荷)ははちみつやヨーグルトやスムージー、グラノーラに混ぜて食べるのが一般的です。
ごくまれにアレルギー反応がでることがあるとされていますので、初めて食べる方は、まず少量を口に入れてみてください。
さらに1歳未満の子どもに食べさせることは避け、子どもに食べさせる場合は、5歳以上にしておいたほうが良いとされています。
ビーポーレンはハチミツ専門店やAmazonなどのオンラインショップで購入することができます。
以上、ビーポーレン(花粉荷)がダイエットとアンチエイジングにおすすめなスーパーフードである理由について述べてきましたが、栄養価が高いビーポーレンは、プチ・ゆる断食や糖質制限ダイエットのお伴にもオススメです。
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スピルリナがダイエットとデトックス、アンチエイジングにオススメなわけ
当ブログではスーパーフードやスムージーによるプチ断食ダイエット・糖質制限によって気持ちよくやせるための方法について、自然に20キロやせた経験(82kg⇒62kg)をもとに書いています。
今回はスピルリナがダイエットとデトックス、アンチエイジングにオススメなスーパーフードである理由について書いていきたいと思います。
「スピルリナ」は、微細な毛様のらせん状をしており、アフリカのチャド湖の側に住むカネム族という原住民は、湖面に生息するスピルリナを重要なタンパク源として食してきたといいます。
そのスピルリナには、生命にとって必要な、クロロフィル、タンパク質(アミノ酸)、ビタミン類、ミネラル類、必須脂肪酸、核酸、多糖類、抗酸化物質など、非常に多くの栄養素が含まれています。
そのため、プチ断食ダイエットや糖質制限ダイエットを行なっている間、食事を一回抜く代わりにスピルリナを摂るだけで、手軽に栄養補給ができます。
また、スピルリナは、腸内の善玉菌を増やす働きがあるとされていますので、腸内細菌のバランスを整えることによる腸内フローラダイエットにも有効だと思われます。しかも、クロロフィルや多糖類、食物繊維なども含まれているためか、便秘の解消にも効果を発揮すると評判です。
そのためスピルリナには、便通を促すことによるデトックス効果も期待出来ます。
スピルリナのアンチエイジング効果
スピルリナは特に抗酸化物質が豊富であるため、アンチエイジング効果が期待できます。
太古から存在していたスピルリナに含まれる抗酸化物質は、紫外線からDNAを守る目的で発生したとされているため、スピルリナを摂取すると、細胞レベルで紫外線から守られるようになるといいます。
また活性酸素(フリーラジカル)が激しい運動や過度のストレスによって増えすぎてしまうと、病気や老化が加速してしまいます。
しかしビタミンCやカロテノイド、ポリフェノールなどには、活性酸素による細胞のサビつきを防ぐ働きがあるため、抗酸化物質が多く含まれている食材を摂るようにすることは、老化を防ぐアンチエイジングや生活習慣病の予防につながります。
特にスピルリナには、ベータカロテン、クロロフィル、ゼアキサンチン、スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)、スピルリナ特有の青色に起因するフィコシアニンなど、多種多様な抗酸化物質が含まれているとされています。
このうちのフィコシアニンは、放射能から私たちを守ったり、放射能を体外に排出させたりする効果もあるといいます。
スピルリナならアミノ酸を効率よく摂取できる
また、スピルリナは、タンパク源として非常に優れているといえます。スピルリナのタンパク質成分含有比は65~70%であるとされており、また、動物性のタンパク質より素早く吸収されるといわれています。
実はタンパク質は吸収率の問題があるため、肉や魚を食べても、すべてのタンパク質がアミノ酸として体内に吸収されるわけではありません。
さらに、動物由来のタンパク質は、その動物自体がどんな生育環境にあったのか、加工過程でどのような処理がなされたのか、ということが問題になるため、動物性食品からタンパク質を摂取しようとする場合、化学薬品やホルモン剤、抗生物質の課題が付随してきてしまいます。
そのため動物性食品だけからタンパク質を摂ろうとすると、健康に対して、(生産者をきちんと自分で選ばない限り)ある程度のリスクを背負うことになるのです。
したがって、タンパク質に関しては、アミノ酸として効率よく安全に吸収されることが、健康維持のために大切になってくるのですが、そういう意味では、スピルリナは、前回の記事で紹介したゴジベリー(クコの実)と同様、アミノ酸の摂取に効果的なスーパーフードだといえるのです。
スピルリナはアレルギーにも効く
さらにスピルリナにはγ(ガンマ)‐リノレン酸(GLA)が含まれていることも注目に値します。
γリノレン酸は母乳や月見草、クロサスグリなどのごく限られた植物からしか摂取出来ない脂肪酸で、炎症性のプロスタグランジンやアラキドン酸代謝の生成を抑える働きをするとされています。
「アラキドン酸」は脳の発達に必要な脂肪酸だとされていますが、その一方でロイコトリエンやプロスタグランジン、トロンボキサンなどのホルモン様物質を生成すると言われています。そして、これらのホルモン様物質は体内で炎症を引き起こすため、かゆみやアレルギー症状の原因になると言われています。
ちなみに『スーパーフード』の著者であるデイビッド・ウォルフ氏はこのことに関して、「スピルリナはアレルギーを抑える作用が確認されていますが、GLAがそれに寄与している可能性があります」と述べており、「関節炎の炎症症状に対応する際に役立つ素晴らしいスーパーフード」だともしています。
そのため、アレルギーやアトピー性皮膚炎など、体内の慢性的な炎症に悩んでいる方は、スピルリナを一度試してみるのも良いかもしれません。
スピルリナは栄養豊富なスーパーフード
スピルリナの選び方
もしスピルリナを食生活に採り入れる場合は、スピルリナの粉末(パウダー)や錠剤がサプリメントとして多く販売されていますので、粉末状や錠剤のものから摂ることが手軽です。
しかし100%スピルリナのものもあれば、クロレラや他の食材を混ぜたものもありますので、成分をよく確認してから購入されることをおすすめします。
またどのような場所でどのような方法によって生育したのか、スピルリナの生育環境や生産方法にもこだわることも、スピルリナを選ぶ際は大切です。
個人的には、国内でジャパンアルジェが販売している錠剤タイプの「海洋深層水スピルリナブレンドⅡ」がオススメですが、粉末状のものを購入し、スムージーなどに混ぜても良いと思います。
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ゴジベリー(クコの実)がプチ断食ダイエットとアンチエイジングにオススメなスーパーフードなわけ
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今回はゴジベリー(クコの実)がプチ断食ダイエットとアンチエイジングにオススメなスーパーフードなわけについて述べていきたいと思います。
「ゴジベリー」は、スーパーフードのなかでも、あまり聞き慣れない部類に入るかもしれませんが、一般的には「クコの実」の名称が使われており、その種類はアジアに80種類以上、北米と中米には10種類以上あるとされています。
中国ではクコの実はお酒や薬膳料理の材料として使われてたり、杏仁豆腐の上に乗っていたりしますが、クコの実は6,000年以上、長寿の果実として親しまれ、漢方薬の世界でも、クコの実は長寿の万能薬に利用されています。
ちなみに、世界三大美女のひとりである楊貴妃も、アンチエイジングのために、クコの実を食べていたとされています。
ゴジベリー(クコの実)
このゴジベリー(クコの実)には、19種類のアミノ酸と8種類の必須アミノ酸、亜鉛、銅、鉄、カルシウム、セレン、リンなどのミネラル類、ビタミンB群などを多く含んでいます。
ゴジベリーに含まれるこれらの栄養素は疲労回復や代謝の促進、血流の改善、免疫力の向上、視力の改善、性力の増強などに役立つとされています。
またβカロテンをはじめとしたカロテノイドやセスキテルペノイド、ゼアキサンチン、フィサンリンといった、活性酸素によって細胞が老化するのを防ぐ抗酸化物質が多く含まれていることも特徴のひとつです。
特にゴジベリーに含まれる抗炎症性物質の「セスキテルペノイド」は、高いアンチエイジング効果を発揮するとされています。
ゴジベリー(クコの実)のダイエット効果
このようにゴジベリー(クコの実)は、アンチエイジングに効果的なスーパーフードなのですが、プチ断食ダイエットや糖質制限ダイエットにも役立ってくれます。
ゴジベリーはアンチエイジングとダイエットに効果的なスーパーフード。
なぜなら、ゴジベリーに含まれる多糖類は、インスリンの働きを良くして血糖値を下げるといわれていますし、血中コレステロール値や中性脂肪を下げる効果も期待できるといいます。またベタインという物質には、肝臓に脂肪が溜まるのを防ぐ作用があるとされています。
そのため、ゴジベリー(クコの実)はダイエット効果も期待できるのです。
しかし、ココナッツオイルなどのスーパーフードと同様、ただゴジベリー(クコの実)を食べていれば、勝手に体重が落ちていくというわけではないので、その点は注意が必要です。
以前の記事でも書きましたが、ゴジベリーをはじめとした栄養豊富なスーパーフードは、プチ断食中の間食に利用したり、1食分をスーパーフードを加えたヨーグルトやスムージー、サラダなどにしたりすることによって、高いダイエット効果を発揮してくれるのです。
私自身はゴジベリー(クコの実)を食べると、とても元気になるような気がしますが、低血圧の方や、投薬治療を受けている方、妊娠中の方や授乳中の方は、ゴジベリー(クコの実)を摂るのは控えた方が良いとされていますので、その点も注意が必要です。
こちらはオススメの有機クコの実
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ココナッツオイルが糖質制限ダイエットに効果的なわけ
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今回はココナッツオイルが糖質制限ダイエットに効果的な理由について述べていきたいと思います。
前回の記事では、ココナッツオイルはダイエットにも効果的なスーパーフードですが、ただココナッツオイルを食べれば痩せられるわけではなく、ココナッツオイルによってダイエットを成功させるためには、糖質制限をすることが必要だということについて書きました。
今回は、ココナッツオイルがなぜ糖質制限ダイエットにも効果的なのか、より詳しく述べてみたいと思います。
まず、糖質制限を行う際は、糖質を減らす代わりに脂質がエネルギー不足を補うための強い見方になってくれます。
このことに関して、例えば、糖質制限研究の第一人者である江部康二氏は、「カロリー神話から抜け出せないと「脂質=悪者」という誤解をしてしまいますが、脂質はそもそも私たちの体の主要なエネルギー源です」と『人類最強の「糖質制限」論』のなかで述べています。
そして、「糖質制限は糖質を控える分、脂質を摂取する割合は高まりますが、糖質制限をすることで「脂肪酸」や「ケトン体」という物質をエネルギー源として上手に使えるようになります」としています。
ケトン体とは?
では、「ケトン体」とは何でしょうか?
「ケトン体」は、ダイエットやアルツハイマー型認知症の改善に効果的だということで、近年、話題になっていますが、ケトン体とは、ブドウ糖の代わりとして、脳のエネルギー源になる特別な脂肪のことです。
そして、この「ケトン体」について、ゆるやかな糖質制限を提唱する山田悟氏は、以下のように説明しています。
ブドウ糖が減り、インスリンの血中濃度が低くなると、肝臓が脂肪酸を使ってケトン体を作り出すようになります。ケトン体はブドウ糖と同様、血液脳関門を越えることができるので、脳細胞はケトン体を使って生きていくことができます。つまり、ケトン体は飢餓に対する人間の体のサルベージ機構、逃げ道として存在しているわけです。(山田悟『糖質制限の真実』p74)
整理すると、ブドウ糖、脂肪酸は日常における人間の体のエネルギー源。細胞によって好みが分かれ、例えば心臓は脂肪酸が大好き、脳と赤血球は前述のようにブドウ糖が大好きで、赤血球は完全にブドウ糖しか使えません。普段の脳はブドウ糖しか使っていませんが、ある一定の状態になるとブドウ糖を赤血球に譲り、肝臓が脂肪酸を使って作り出したケトン体を使うという状況になるのです。(同)
ケトン体とは山田氏がこのように説明するものなのですが、血中にケトン体が溜まり過ぎると、体全体のバランスが酸性に傾く「ケトアシドーシス」と呼ばれる症状が起こってくるといい、山田氏は糖質制限における「ケトン体」の産生については、積極的に推奨しているわけではなく、「私たちが推奨するロカボの場合、ケトン体の扱いは保留にしています」と述べています(ちなみに私自身は、ケトン体が作られるほどの糖質制限を行なってはいないので、ケトン体の良し悪しについては、この記事では割愛したいと思います)。
ココナッツオイルとケトン体
実はこのケトン体は、ココナッツオイルに豊富に含まれている中鎖脂肪酸から最も効率的に作られると言われているのです。
しかしケトン体とココナッツオイルの関係について、山田悟氏は「実際のところ、糖質制限をせずにココナッツオイルを食べても、ケトン体は作られません。血糖が上がってインスリンが出ている間は、体がケトン体を利用しないからです」と述べています。
そのため、ココナッツオイルを食べればケトン体が作られやすいということで、ココナッツオイルをチャーハンやカレーライス、パンなどに加えても、糖質を何らかのかたちで摂っている限り、ケトン体が必要だと体は判断しないのです。
しかし先程も述べたように、ココナッツオイルはケトン体を効率よく作り出すといわれており、山田氏も「糖質摂取量を抑えてケトン体が出てきたときに、中鎖脂肪酸を加えると、高濃度のケトン体が作られます。この用途のためにココナッツオイルを使うのであれば、非常に理にかなっていますし、実際にケトン産生食の世界では実践されています」としています。
ココナッツオイルで糖質制限ダイエット
ここまで、ケトン体とココナッツオイルの関係について述べてきましたが、当ブログでは、糖質制限ダイエットに関しては、山田悟氏が提唱している「ゆるやかな糖質制限(ロカボ)」を推奨しているので、ケトン体が体内で作られるほどの厳しい糖質制限は否定はしていませんが、特にオススメもしていません。
そのため、ケトン体が作られるほどの糖質制限ダイエットに関心がある方は、ご自身でいろいろ調べて、納得したうえで試したり、糖尿病などの病気を抱えている方は、医師との相談のうえに行ったりしていただきたいと思います。
しかし前回の記事でも述べましたが、ココナッツオイルの大半を占めている「中鎖脂肪酸」は代謝を高め、エネルギーに代わりやすく、余計な脂肪になりにくいうえ、余分な脂肪を燃焼するとされているため、普段の食事において、出来る範囲で糖質を減らし、その代わりにココナッツオイルを摂るようにすることは、ダイエットに効果的だと思われます。
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ココナッツオイルがダイエットに効果的なスーパーフードなわけ
当ブログではスーパーフードやスムージーによるプチ断食ダイエット・糖質制限によって気持ちよくやせるための方法について、自然に20キロやせた経験(82kg⇒62kg)をもとに書いています。
今回はココナッツオイルがダイエットに効果的なスーパーフードである理由について述べていきたいと思います。
ココナッツオイルを食生活にうまく採り入れることは、ダイエットに効果的です。世界中のモデルやセレブといった人たちが、ココナッツオイルを美容のために愛用していることはよく知られていますし、数年前、ココナッツオイルはダイエットや認知症に有効な食品だとして、日本でも一大ブームが巻き起こりました。
では、なぜココナッツオイルがダイエットに効果的なのかといえば、それはココナッツオイルの大半を占めている「中鎖脂肪酸」が代謝を高め、エネルギーに代わりやすく、余計な脂肪になりにくいうえ、余分な脂肪を燃焼するとされているからです。
この中鎖脂肪酸がもたらしてくれるダイエット効果について、『ココナッツオイル健康法』のブルース・ファイフ氏は以下のように述べています。
(略)ココナッツオイルをとると、体はそれを体脂肪として保存せず、即座にそれをエネルギーに変えるのだ。だから、体脂肪に変換されることなく食べられる量は、ココナッツオイルのほうがほかの油よりもずっと多い。摂取する長鎖脂肪酸を中鎖脂肪酸に替えると、体重増加が抑えられ、脂肪沈着が減少することは、動物や人間を対象とした数々の研究で実証されている。(ブルース・ファイフ『ココナッツオイル健康法』三木直子 訳 p173)
中鎖脂肪酸は体の代謝作用を加速させ、より多くのカロリーを燃焼させる。中鎖脂肪酸が代謝率を上げるココナッツオイルは、なんと、体重減少を促進させる食用油なのである! 体重を増やすのではなく減らす食用油、というのは実に不思議な概念だが、体が必要とする以上のカロリーをとりさえしなければ、実際そのとおりのことが起きるのである。中鎖脂肪酸は吸収されやすく、急速に燃やされて代謝のためのエネルギーとして使われるので、代謝活動を高め、長鎖脂肪酸を燃やしさえする。つまり中鎖脂肪酸は、エネルギーをつくるために燃やされるだけでなく、長鎖脂肪酸の燃焼を助けるのである。(ブルース・ファイフ『ココナッツオイル健康法』三木直子 訳 p178~179)
このようにココナッツオイルを日頃の食生活に採り入れると、エネルギーが燃焼されやすい、痩せやすい体になると考えられます。
しかし、勘違いしてはいけないのは、ココナッツオイルを食べていれば、勝手に痩せるということです。
ブルース・ファイフ氏も
食事にココナッツオイルを加えるのは、余分な体脂肪を減らす非常に良い方法だ。ただし忘れてはならないのは、ココナッツオイルが代謝を加速させるとしても、食べすぎればやはり体重は増えるということだ。体重を減らすためには、ココナッツオイルと健康的な食事を組み合わせるのがベストなのだ。(ブルース・ファイフ『ココナッツオイル健康法』三木直子 訳 p181)
と述べています。
ココナッツオイルをダイエットに活かすには?
ココナッツオイルをダイエットのために食生活に採り入れる場合は、いつもの食べている量のご飯やパンに加えるのではなく、ご飯やパンを食べる量を減らす糖質制限を行ない、代わりにココナッツオイルをエネルギー源として利用すると効果的です。
つまり、ご飯やパンなどからカロリーを摂取するのではなく、エネルギーになりやすく脂肪になりにくいココナッツオイルの中鎖脂肪酸から摂るようにすれば、余計な糖質を減らすことも出来るため、非常にダイエットに効果的なのです。
もちろん、ご飯やパンを食べたいという方もいらっしゃると思いますので、そういう方は、1日3食のうち、最低1食はご飯やパンを食べないようにして、その分、エネルギー源としてココナッツオイルを1日に大さじで2~3杯摂ってみることをオススメします。
しかし、その辺りの毎日の食事のことは、自分で好きなようにうまく調整してみるのが一番だと思います。
ただ先程も述べたように、ココナッツオイルを摂っていれば勝手にダイエットできるのではなく、ダイエットを成功させるために大切なポイントは、糖質制限をする代わりに、エネルギー源としてココナッツオイルを摂るようにするということです。
このように利用すればココナッツオイルはダイエットに効果的なスーパーフードになりますので、ココナッツオイルが流行った時に「ダイエットのために試してみたけど、全然痩せなかった」という方は、もう一度、今度は糖質制限をしながら試してみてください。
またご飯やパンを食べる場合でも、ココナッツオイルを加えることで糖質が油によってコーティングされると、血糖値が急激に上がりにくくなるというメリットがあります。
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アッカーマンシア・ムシニフィラで痩せ菌ダイエット?
当ブログではスーパーフードやスムージーによるプチ断食ダイエット・糖質制限によって気持ちよくやせるための方法について、自然に20キロやせた経験(82kg⇒62kg)をもとに書いています。
前回はダイエットを成功させるためには腸内フローラを改善して痩せ菌と呼ばれるバクテロイデス門の腸内細菌を増やすことが必要であり、そのためには食物繊維をたっぷり摂ることが大切だということについて述べました。
今回はアッカーマンシア・ムシニフィラと痩せ菌ダイエットの関係について述べていこうと思います。
アッカーマンシア・ムシニフィラ菌は痩せ菌の一種として注目されていますが、私たちの体や環境に生息している微生物の世界を概観できる『マイクロバイオームの世界 あなたの中と表面と周りにいる何兆もの微生物たち』(ロブ・デサール , スーザン・L. パーキンズ 著 斉藤隆央 訳)によると、腸とのやりとりにおいて、このアッカーマンシア・ムシニフィラ菌の働きに狂いが生じると、消化や代謝の異常や肥満など、様々な問題が生じてくるそうです。
高脂肪食は腸の粘膜を荒らすことで悪名高い。事実、腸の粘膜とその下にある腸自体の組織まで部分的に破壊する。どうやらA・ムシニフィラは、高脂肪食によってひどいダメージを受けた粘膜の修復をおこなっているようだ。A・ムシニフィラを与えられたマウスの腸壁を調べた研究者たちは、この微生物が実際に腸の粘膜層を修復し、腸を通る消化物と腸の組織自体とのあいだのバリアを強化することで、肥満や糖尿病によってもたらされる病変を治すことを突き止めた。(ロブ・デサール , スーザン・L. パーキンズ『マイクロバイオームの世界』斉藤隆央 訳 p240)
この考えを確かなものにするために、研究者たちはフラクトオリゴ糖という分子を混ぜた高脂肪食をマウスに与えてみた。この分子は腸内微生物を適正に保つのに役立つプロバイオティクス(体に良い影響を及ぼす食品となるもの)として、ほかにも多くの治療の場面で使われている。すると驚いたことに、高脂肪食を与えられたマウスでも、A・ムシニフィラが大幅に増える。そうした効果がヒトにも現れるかどうかはまだわかっていない。(同 p240)
ダイエットについて言えば、もし腸内にアッカーマンシア・ムシニフィラ菌が少ないと、太りやすい体質になることは十分考えられますし、健康面においては、腸の粘膜層に問題が生じ、腸管のバリア機能が低下することによって、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患の問題も生じてきたりしそうです。
アッカーマンシア・ムシニフィラ菌を増やすには?
そのためアッカーマンシア・ムシニフィラ菌が多い方が良いのでしょうが、どうすればヒトの腸内にアッカーマンシア・ムシニフィラが増えるかはまだ完全に解明されていないようです(マウスはフラクトオリゴ糖で増えたようですが)。
もしアッカーマンシア・ムシニフィラ菌がヤセ菌であることが今よりも話題になれば、生きたアッカーマンシア・ムシニフィラ菌が入ったサプリメントを飲んでダイエットしたいと思う方が急増するかもしれませんが、腸内の微生物の世界の仕組みはそれほど単純ではないので、サプリメントを飲むだけで太りやすい体質や肥満の問題は解決、とはいかないように思います。
私自身はアッカーマンシア・ムシニフィラにこだわるよりも、食物繊維やオリゴ糖などのプレバイオティクス(腸内細菌のエサになる食品)を普段からたくさん摂ることによって、腸内細菌のうちの善玉菌と呼ばれるような菌を増やし、悪玉菌が優勢にならないよう腸内フローラのバランスを整えたほうが、自然にバクテロイデス門などのヤセ菌によって痩せやすい体質へと変化していくように感じます。
ダイエットには腸内フローラを改善して痩せ菌を増やすことが必要なわけ
当ブログではスーパーフードやスムージーによるプチ断食ダイエット・糖質制限によって気持ちよくやせるための方法について、自然に20キロやせた経験(82kg⇒62kg)をもとに書いています。
今回はダイエットには腸内フローラを改善して痩せ菌を増やすことが必要なわけについて述べていこうと思います。
気持ちよくダイエットを成功させるためには、糖質制限やプチ断食に加えて、腸内環境や腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善することが必要不可欠であるように思われます。
なぜなら、痩せやすい体質や、太りやすい体質というのは、腸に生息する様々な腸内細菌が深く関係しているからです。
例えば、肥満の人は「フィルミクテス門」の腸内細菌が多く、痩せている人は、「バクテロイデス門」の腸内細菌が多いといわれています。
女性誌のダイエット特集などでは、前者はデブ菌、後者はヤセ菌と呼ばれていたりしますが、同じ食事を摂ったとしても、デブ菌が多いと、食べ物の余分なエネルギーが再吸収されるに対し、ヤセ菌が多いと余分なエネルギーはスルーされるのです。
キセイチュウ博士の藤田紘一郎氏は、「長い間、私たちの常識ではカロリー神話が中心で、体重の増減は摂取カロリーで決まると考えられてきました。しかし、腸内細菌の働きが明らかになるにつれて、摂取カロリーだけでダイエットの成否が決まるわけではないことがわかってきました」と述べています(参考『腸内細菌が家出する日』)。
また、藤田氏によれば、人工甘味料や食品添加物、抗生物質を体内に取り入れることによって腸内細菌叢が変化することも、肥満の発症と関係していることが、海外の大学の研究で判明したそうです。
そのため、ダイエットによって痩せたいと思うならば、カロリーにだけこだわるのではなく、腸に着目し、腸内細菌のバランスを整えることが重要なのです。
ヤセ菌を増やすには食物繊維が大切
では、どのようにしてヤセ菌と呼ばれる腸内細菌を増やしていけば良いのでしょうか?
最も簡単な方法は、腸内細菌のエサである食物繊維を普段から多く摂るようにすることです。
食物繊維をたくさん摂るようにすると、腸内フローラを構成する腸内細菌のうち、ヤセ菌である「バクテロイデス門」の腸内細菌が優勢になるため、太りにくい体質が作られやすくなると言われています。
また食物繊維が豊富な食品を多く食べることによって、バクテロイデス門などの腸内細菌が発酵を起こすと、「短鎖脂肪酸」と呼ばれる脂肪酸が作り出されるようになります。
この短鎖脂肪酸には余計なエネルギーが肥満細胞に蓄積するのを防ぐ働きや免疫力を高めて病気を予防する効果があるとされています。
先ほどの藤田紘一郎氏も「どうも「やせ菌」というのは1種類に特定できるものではなく、食物繊維を消化して短鎖脂肪酸をつくっている菌が「やせ菌」となっているように思われます」と述べています。
短鎖脂肪酸を作るには、野菜などから食物繊維をたくさん摂って、痩せ菌を増やすことが大切
食物繊維は糖質制限ダイエットにも効果的
また食物繊維を多く摂るようにすることは、糖質制限ダイエットにも効果的です。なぜならご飯やパンなどを食べる前に、食物繊維が多く含まれた野菜や海藻類などを食べるようにすると、糖質の吸収がゆるやかになり、血糖値が上がりにくくなるからです。
そのため、食物繊維を毎日たくさん摂るようにすることは、腸内細菌のバランスを整えて痩せ菌を増やすだけではなく、糖質制限にも役立つのです。
ちなみに食物繊維は水に溶けやすい水溶性のものと、水に溶けにくい不溶性のものがありますが、腸内細菌のエサになることで短鎖脂肪酸が作られやすいのは、水溶性の食物繊維だとされています。
しかし不溶性の食物繊維も、腸内をキレイにしたり、便通を促したりする働きがあり、デトックスに役立つので、水溶性だけにこだわらず、どちらもバランスよく摂っていくことが大切です。
もしスーパーフードから食物繊維を摂りたいという方は、モリンガ、タイガーナッツ、アムラ、ノニ、チアシード、カカオ、アサイー、キヌア、アマランサス、ルクマなどが食物繊維が豊富に含まれています。
また、水溶性の食物繊維を多めに摂りたい方は、難消化性デキストリンが含まれたダイエットファイバーやストロングファイバーがオススメです。